JBL 4344弄りも一段落で、ブログ更新もご無沙汰の牢獄である。
NASのメモリを増設してみた。使用しているNASはQNAP TS-251A。最新機種ではないが、2ドライブでGBイーサ対応の、家庭用NASとしては充分なスペックを持っている。性能に特別不満はなかったのだが、興味本位でメモリ増設を試みた。重いアプリを動かすなら違いが出るようだが、今のところそう言った予定もない。NASとしての基本性能にどの程度の差が出るか、あまり期待もせずメモリを手配した。
DSC_1758(業務用の黒基調と異なり、白ベースのスッキリデザイン)
とは言っても、QNAP純正のメモリはかなり高い。かといって、格安の品は相性が怖い。そこで選んだのは、CrucialのDDR3L 4GB x 2のCT2KIT51264BF160Bという製品。一応、CrucialのサイトではQNAP互換と紹介されている。Amazon価格で5,450円と、純正の1/4程度で入手できた。
DSC_1757(2枚セットだが、個別のパッケージ)
そのメモリが本日届いたので、早速交換に取り掛かった。
性能比較のため、交換前にCrystalDiskMarkでアクセス性能を確認しておく。ちなみに、ネットワークはGB対応。シーケンシャルアクセスは100MB/sを超えており、充分な性能。一方ランダムアクセスは、高速とは言えないが、メディアサーバーとしては必要充分というところか。
NASメモリ増設前(メディアサーバーとしては充分な性能)
筺体のネジを外し、メモリボードをアクセス可能な状態まで分解する。出てきたのはADATAの1GB製品。ADATAと言えば、PCのメモリ増設ではしばしばお世話になった。
DSC_1759(ノートPC同様のSODIMMメモリ)
これを購入した、Crucial製品に付け替える。この辺りは、ノートPCで何度も経験しているので問題なく進んだ。
DSC_1760(無事、交換完了)
無事メモリの交換が完了し、筺体を元に戻す。電源を入れる瞬間は緊張が走る。NASが壊れることは無いが、ちゃんと起動するかどうか一番の心配だ。しかし、トラブルもなくあっけなく立ち上がった。起動後にQNAPの管理コンソールからメモリ容量を確認すると、ちゃんと8GBと認識されている。一安心である。

NASシステム情報(ちゃんと8GBを認識)
さて肝心の性能はどうか。再びCrystalDiskMarkでアクセス性能をチェックしてみる。
NASメモリ増設後(予想外にランダムアクセス性能の劇的アップ)
すると意外にもランダムアクセス性能が飛躍的にアップしてるではないか。伸び率の低いRND4k Q1T1の書き込みでも7倍以上である。予想外だ。一方のシーケンシャルは変化がない。ネットワークがボトルネックと思われる。
恐らくであるが、NASの音楽ソースを聴く程度であれば全くと言ってよいほど効果のない性能アップだろう。しかし、これだけ改善すると気持ちの良いものである。自己満足以外の何物でもないが。