今日も朝から暑い。台風の影響によるフェーン現象と思われる。早い時間に少しだけ畑に出たが、昨日の疲れもあり早々に切り上げて屋内に戻った。

昨日届いたTechnics SE-9060を清掃を兼ね、少しだけ観察してみた。まず、上蓋を外す。
DSC_1015(至ってシンプルな内部構造)
外観はともかく内部は埃も少なく、かなりキレイな状態。ただ、経年変化に伴いトランジスターの脚が黒くなっていたりするのは仕方ないところ。それ以外は酷い劣化も見られず、前持ち主に大切に使われていたのではなかろうか。

右チャンネル不調の原因となるような箇所を探すが、なかなか見つかりそうもない。「これは信号を追ってチェックするしかないか。。。」と思っていたところ、基板上に異物を発見! 二つの抵抗間を橋渡しするように一本の銅線が付着している。
DSC_1017(実際は接触していなかったが。。。)
一瞬「これかー!?」と思ったのだが、どうやら回路的には保護回路っぽいので右チャネルの不調に結びつかない。いずれにしろ、回路故障に繋がるので早速撤去する。もちろん、既に故障してしまっているかもしれないので改めて確認することにしよう。それ以外におかしい箇所は見つからない。あとはヒューズ抵抗らしきものも実装されているので、こちらもじっくり確認することにする。

その後、蓋開けついでにブロワーで清掃した。内部はもちろん外部も隅々までブローする。そんな中、ふと背面のヒューズホルダーに手を触れると、何やらヒューズがグラグラしている。よく見ると、なんと右チャネルの端子が開いてしまっている。これでは導通しようもない。
DSC_1018(下が右チャネル用)
DSC_1019(ご覧の通りヒューズが簡単に外れる)

これが右チャネル不調の原因っぽい。もちろん他に原因がある可能性も残っているが。ちなみに、左チャネルのヒューズも緩い感じ。

ところで、SE-9060のサービスマニュアルを探してみたのだが、見つかったのはSE-9060Ⅱの方だけ。外観こそ似ているが、内部は全くの別物。しかし類似する部分もあるので、参考にはなりそうだ。